演習: Spring Boot 入門
この演習では、本文の書店アプリとは別に、タスク管理アプリをゼロから作ります。この章では土台となる tasks プロジェクトを用意し、以降の章で機能を足していきます。タスク管理アプリに取り組む問題は T-、本文で作った書店アプリ(bookstore)を拡張する問題は B- で示します。
T-1. tasks プロジェクトの作成
Section titled “T-1. tasks プロジェクトの作成”本文の書店アプリと同じ手順で、タスク管理アプリ用の新しいプロジェクト tasks を作ります。設定は次のとおりです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| Group | com.example |
| Artifact | tasks |
| Packaging | Jar |
| Java | 25 |
依存関係は Spring Web・Thymeleaf・JDBC API・MySQL Driver・Spring Boot DevTools を選びます(JdbcClient は JDBC API に含まれます。DB 連携は後の章で扱います)。生成されるパッケージは com.example.tasks、メインクラスは TasksApplication です。
-
プロジェクトを生成する
Spring Initializr での生成 と同じ手順で、上記の設定と依存関係を選んで
tasksプロジェクトを作ります。 -
DataSource の自動設定を一時的に止める
依存関係に JDBC API を入れると、Spring Boot は接続を供給する
DataSourceを自動で組み立てようとします。接続情報がまだないと、起動時にFailed to configure a DataSourceで止まります。DB 連携は後の章で始めるため、それまでこの自動設定を止めておきます。application.propertiesに次の行を加えます。application.properties spring.autoconfigure.exclude=org.springframework.boot.jdbc.autoconfigure.DataSourceAutoConfiguration -
起動して確認する
TasksApplicationのmainをRunで起動します。
出力例(起動ログの末尾):
Tomcat started on port 8080 (http) with context path '/'Started TasksApplication in 2.1 seconds (process running for 2.4)ブラウザーで http://localhost:8080/ を開くと、/ を担当するコントローラーがまだないため Whitelabel Error Page が表示されます。サーバーが起動していれば成功です。コントローラーは次章で作ります。
ヒント
Artifact を tasks にすると、メインクラスが TasksApplication、パッケージが com.example.tasks になります。Failed to configure a DataSource が出るのは、JDBC API による DataSource の自動設定が接続先を見つけられないためで、DB 連携を始めるまでは exclude 行で止めておきます。